Make: Tokyo Meeting 05 に出展してきました

5/22,23と東京工業大学で行われたMake: Tokyo Meeting(MTM05)ABCプロジェクト名義で出展してきましたー。

出展したAndroid Beagle Carの技術的な内容も後日まとめたいとは思ってますが、まずは出展が終了した時点での感想をメインにTips的なことを書いておこうと思います。

一ヶ月前
BeagleボードにAndroidを載せて、何か面白いモノを作りたいなぁという話を色んな人にしているうちに、つい口を滑らせて(?)、MTM05ってゆうイベントがあるんですよね、、、と言ったらいつの間にか既成事実になっていたんですが、実はまだBeagleすら持ってなかったんですよね^^;

インパクトが足りないので、説明で勝負!
さて、展示当日。
僕の展示はAndroid搭載スマートフォンで、Android搭載Beagle Carを動かすというもので、車にカメラを搭載してその景色を見ながらリモートコントロール、というのはわかりやすかったと思うけど、実際に走らせることができなかったので、ちょっとインパクトに欠けていた。
なので、かなりきっちりと説明するようにした。一通り説明すると、Androidだと何が良いんですか?とかこのボードはなんですか?と聞いてきてくれたり、Android×Androidでこんなこともできますね!と興味を持ってくれる。

おかげで2日間ブース内で立ちっぱなし、喋りっぱなし。他の展示が一切見れなかったのだけが心残り。

そんな中で役立ったのがポップ
そんな感じで、僕の展示は結構説明が長いので、途中から来人はちょっと入りづらかったかもしれない。そんな中で効果を発揮したのがポップ。最初は人ごみの後ろからちょっと遠目にポップを見ながら説明を聞いて近づいてくる、というパターンが多かった気がします。ちょっとしたキーワードを書いておくだけで興味を持ってもらえるのでこれはやらない手はないです。
人ごみが出来ても見えるように高い位置に貼ったりするとより効果的だったかもしれません。

参加型の展示を
今回のABCプロジェクトはitogが個人的に作り、展示をしたものですが、開発、展示共に多くの人に協力していただきました。そのささやかな御礼として、各自の作ったものなどを自由に展示してもらったのですが、その中でもAndroidテルミンの評判が良かったです。
今やWebでなんでも情報が手に入る時代なので、こういったイベントではリアルならではの特徴があると有効です。テルミンはシンプルで誰にでもわかりやすく、誰でもその場で操作できるので受けが良かったようです。

また、ひらがなゲーム「かなぶん」も展示していたのですが、「ただいまの最高点〇〇てん!」というのを見せるようにしたらプレイしてくれる人が多くなったようです。これも、その場に来た人の中での最高点を見せることで参加してる感が醸し出されるのだと思います。次回(?)は、Make特別版を作ってコンペを、なんて考えてます^^

リアル・ネット、様々な協力者
ボードすら無いところからAndroid×Android on Beagle のリモコンカーを作って展示するということをやると決めたわけですが、多くの人の協力があって、そのどれかが欠けても達成することはできなかったんじゃないかと思います。
Android Developers' clubのメンバー、pgcafeメンバー、前の職場の上司や同僚などには実作業を手伝ってもらいましたし、ネット上でしか知らなかった国内外のエンジニアにはメール、twitterでいろいろと教えてもらいました。
古いリアルな関係から、新しいネットの関係まで、様々な人と関わって何かを成し遂げて行くというやり方は、経験も必要だし、時流に乗ることも必要。それが出来たのはほんとに嬉しいことだし、このスタイルをもっと確立したいと思っています。

楽しさは伝染する
協力してくれた人たちも、展示を見に来てくれた人たちも、少なからず楽しんでもらえたんじゃないかなぁと自負しています。「楽しさは伝染する」というのが僕の持論で、自分が本気で楽しいと思っているものは人に伝わるものだと信じているのですが、MTM05でさらに確信しました。
そんなわけで、いくらかの達成感はあります。ただ、今回の展示には全然満足していないし、ABCだけじゃなくAndroid×Androidで外から家の中のデバイスをコントロールとかやりたいことがいっぱいある。MTM05は目的じゃなくて、始めるためのきっかけなんだってことは忘れないようにしたい。
これからも面白いものをガンガン作っていくよ!
質問等あればtwitterで@itogに絡んで下さい。