dropboxで気軽にひとりgit

一人で開発をしている場合でも、ソースコードのリビジョン管理やバックアップは必須だ。クラウド上にリポジトリを持って入れば、ローカルマシンが壊れてもすぐに復帰することができる。

Google Codeやgithubのようなリポジトリサービスは手軽に始められていいのだが、無料で使える範囲だと公開リポジトリしかもてない。
無料でもbitbucketのようにプライベートリポジトリを使えるサービスもあるが、リポジトリは一つまでに限られている。
http://d.hatena.ne.jp/itog/20100215/1266201296

複数人で使っている場合は、素直に有料プランにすればいいのかも知れないが、一人でちょっとした履歴とバックアップをとるために有料プランはもったいない。

そんな場合はdropboxを使うのがオススメ!無料で4GBまでの大容量が使えてリポジトリの数の制限もない。限定された環境であればフォルダをシェアして複数人で使うこともできる。

以下、dropboxでgitを使うときの手順。

dropbox内にbareレポジトリを作成する

    • bareオプションをつけて作業コピーを持たないレポジトリをdropbox上に作成する。
cd $DROPBOX/src/repository
mkdir test.git
cd test.git
git --bare init --shared

ローカルリポジトリをつくる

新規に作る場合

作業フォルダで、cloneする。上で作った.gitをパス指定でcloneすればOK。

cd $WORK
git clone $DROPBOX/repository/test.git

後はgithubなどを使った場合のgitの使い方と同じ。

cd test
touch README.txt
git add README.txt
git commit -m 'first commit'
git push origin master
すでに作成済みのディレクトリをgit管理下に置く

ローカルリポジトリを作成し、コミットする。

cd $PROJECT
git init
git add .
git commit -a -m 'commit comment'

リモートリポジトリに、dropboxに作ったリポジトリを指定し、pushする。

git remote add origin ~/$DROPBOX/repository/test.git
git push origin master

最初にpullするときは

git pull origin master

2回目以降はgit push, git pull だけでOK。

条件付きで複数人で使う

dropboxはフォルダのコンテクストメニューから
Dropbox->Share This Folder...
とするとInvitationを送るページにジャンプするので、共有する人にInvitationを送る

注意
gitからはdropbox内のファイルをローカル扱いしてるので、同時に複数のpushを行うと、bareリポジトリが壊れてしまう可能性がある。
使うのは、同じ場所で作業しているとかskypeしながら作業してるなど、同時pushしない運用が出来る環境でのみにしましょう。


dropboxはここからアカウント作成すると紹介者、紹介された人双方に250MBのボーナスつきなので良かったらどうぞ。
https://www.dropbox.com/referrals/NTIwNzQzOTM5

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2011/4/7 remote add のところを追加