小さくも着実な一歩 かなぶん 50DL突破!
3/23の有料化以来細々とDLされてきたAndroidアプリ「かなぶん」ですが、ついに50DLを突破しました!
5ヶ月くらいかかったので月10本程度の売上だったことになります。かなぶんは230円で販売しているので2300円/月の売上ですね。
いえーい!
...
子供の小遣いじゃないんだからそんなことで喜ぶなって?
確かに現時点までの売上を考えるとそれほど喜べないのですが、スマートフォンアプリの売上というのは見た目の金額以上に影響が大きいと思っているのでそう思う理由をいくつかあげてみます。
よりDLされやすくなった
Android MarketではアプリのDL数が表示されるのですが、数字が小さい方から
- 〜50
- 50~100
- 100~500
- 500~1000
- 1000~5000
- ...
と、だんだんアバウトになっていくのだが、このうち最も重要なのが
〜50 か、それ以外か。
というのも誰もダウンロードしていないアプリっていうのは、クソアプリだったり悪意のあるアプリかもと疑われてしまうから。
DL数が多ければ、評価やコメントも出てきてある程度素性がわかるのでよりDLされやすくなる。
Androidでは有料アプリがなかなか売れないので〜50DLの有料アプリを結構見かける。自分もそういうアプリは敬遠することが多い。
かなぶんはその一つ目の壁を越えた、ということになる。
直接販売チャネルを開発出来た
Marketにアプリを公開して売り上げると、キャリアに売上の30%が支払われ、70%が開発者に入ってくる。
これは売上の数パーセントが収入になるアフィリエイトや1クリック数円のAdSenseとは比べ物にならない収入効率。
例えば、最近晒していた有名なウェブサービスの収入は、
月間PV280万、UU72万、収入は1万円弱
月間PV580万、UU70万、収入は15000円くらいです
上記は、その時点であまり広告貼っていなかったりした事情もあるが、国内のTwitter関連サービスで最も有名な2サービスでこの収入。
アプリだったら100本/月売れれば同じくらいの収入になると考えると、やはりモノやサービスの販売主体になるということは大きいなぁと実感した。
数年前まではこんな販売チャネルはなく、アフィリエイトでちまちま稼ぐためにSEOとか広告がクリックされやすいようにするとか、あんまり本質的じゃないところでちまちまやらなければいけなかったのが、アプリなら成功法で戦える。
App Storeは魔法のような流通インフラです。その魔法にかかると、インターネットで無料で手に入るモノに、10ドルや15ドルの値段をつけてもポンポンと売れるようになるのです。
http://plusd.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1007/27/news027.html
ここまでの実感はないけど、直接販売するチャネルを持っている、そして既にそのチャネルで有料アプリを販売した実績というのは重要なステップだと思う。
理想的な「不就労所得」
かなぶんは今後もアップデートしていくつもりではあるが、基本的には今のまま放置でも大きな問題はない。つまり自分がもう何もしなくても売上が発生する、いわゆる「不就労所得」を得たことになる。
しかも不動産や株、証券、金融デリバティブのように値下がりや、場合によっては元本割れするリスクを負うこともなく。
不就労所得の重要性はこのシリーズを参照。
web主体のアプリの場合は自前サーバだとそれなりに維持費がかさむこともあるかもしれないが、クライアント主体のアプリであればサーバ代はほぼ無視できる価格になる。
アプリが売れなくなることが唯一のリスクではあるが、今後確実に台数が増えていくAndroidでは先行きは明るい。