ADT 9.0.0での変更点

AndroidのHonycomb SDK (Preview) と同時に eclipseのADTプラグインもアップデートされました。当然Honycomb向けの変更が多いんですが、Honycomb以前のSDKでも使えるビジュアルレイアウトエディタの機能がけっこう追加されていたので訳してみました。

元ページはまだWebには公開されていません。元の文章はSDKダウンロード後、$ANDROID_SDK/docs/sdk/eclipse-adt.htmlでご確認ください。

「※」は追加コメントです。

ADT 9.0.0

依存関係
  • ADT9.0.0は、 SDK Tools r9 で使用するために設計されています。まだSDK Tools r9 をインストールされていない場合は、Android SDK からAVD Manager でインストールしてください。
変更点:
  • "Go To Declaration" ハイパーリンクのサポート:R.id.main のようなコードから、それに対応するXML内での定義にジャンプ出来るようになり、同様にXMLの @string のようなattributeからリソースの定義に、またマニフェストファイルからActivityとServiceにジャンプ出来るようになりました。 ※macならcommand、windowsならctrlキーを押下しながらクリックでジャンプ出来る
  • Improvements were made to name refactoring. ※これは何を意味するのかわからない。
  • AVDは自動的に状態を保存するので、ほぼ瞬時に再起動することができます。AVDの新規作成時、または編集時にこの機能を有効にすることができます。 ※createするときの、snapshot: enableにチェックを入れればいいんだとおもう。
  • ビジュアルレイアウトエディタの改善
    • レンダリングターゲットのサポート:プロジェクトのminimum platformに関わらずレンダリングするAndroidプラットフォームのバージョンを選ぶことが出来ます。これにより、簡単にプラットフォームの異なるバージョンのレイアウトと外観を検証することができます。 ※ドロップダウンリストからバージョン選択出来る
    • 空のレイアウト、ネストされたレイアウトのサポート改善:アイテムをドラッグしたときに、自動的にネストされた、目に見えないレイアウトを拡大し、ハイライトして、アイテムをドロップ出来る様になりました。
    • XMLフォーマットの改善:エディタがよりきれいなXMLを生成するようになりました。また、XML内でのの自動フォーマットをPreferencesから設定出来るようになりました。 ※コンテクストメニューのSource->Formatで出来ます
    • アウトラインラベルの改善:[アウトライン]タブには、各ビューについての追加情報が表示されます。テキストを表示するViewでは、実際のテキストの抜粋が表示されます。ImageView のようなsourceを指定するViewでは、リソース名が表示されます。includeされたViewは、Viewの名前が表示されます。

レイアウトエディタでViewを右クリックで、コンテキストメニューに Edit ID... と ExitText... が追加されました。Properties... コンテキストメニューは、現在のプロパティのリストのすべてをリストし、編集をすることが出来ます。

    • レイアウトエディタが正しく および タグを処理します。
    • "Extract as Include"リファクタリング:レイアウトエディタのリファクタリングで、一つまたは複数のViewを選択し、別のレイアウトとして抽出することが出来ます。
    • クラスローディングとレンダリングエラーの診断を改善:クラスローディングとレンダリングエラーメッセージがより便利で、エラーの根本的な原因についてのより良い情報を提供しています。
    • エラーハンドリングを改善し、ドラッグや並び替え操作でAdapterViewに子供を追加するのを防いでいます
    • アウトラインの並び替え:アウトラインタブにおけるViewの並べ替えが容易になりました。
    • キーボードショートカットが動作しないバグを修正しました。
    • カスタムレイアウトでの属性メニューの問題を修正しました。
    • さまざまなViewの自動構成:特定のViewでデフォルト設定されたプロパティを持っています。たとえば、EditTextのwidthはvertical LinearLayoutに追加された場合match_parentに設定されたり、ImageButtonにはデフォルトのイメージが追加されたりします。
    • ドラッグ中のプレビュー:パレットからドラッグしたり、レイアウトエディタ内でドラッグされたアイテムのライブプレビューを表示します。。
    • ナビゲーションの改善:レイアウトエディタで、Viewをダブルクリックすると対応するXML要素にジャンプします。アウトラインビューでは、ダブルクリックでプロパティビューが開きます。
    • エディタは、Honycombスタイルのアニメーションプレビューをサポートしています。
    • Honycombで、さまざまなViewのレンダリングをサポートします(SlidingDrawers TabHostsなど)。
    • includeされたレイアウトをincludeしているレイアウトのコンテキストでレンダリングし、編集することができます。また、他のレイアウトからincludeされているレイアウトを編集するとき、をダブルクリックで簡単にスイッチすることが出来ます。 ※上の文章と順序逆この機能は、Honycombでのみ利用可能です。
  • このリリースでは、他の多くのバグが修正されて、最も重要なものは以下の通りです:
    • 製品デバイスマニフェストにdebuggable=trueがセットされていない場合にデバッグビルドが実行出来ない問題を修正しました。
    • DDMSのlogcatをビューで、適切にUTF - 8文字を処理します。
    • WindowsSDK Managerの信頼性がより高くなりました。
    • JUnitテストを実行時出来ないJUnitの初期化の問題を修正しました。