IchigoJamがいい感じになってきてる

IchigoJamがライセンス販売を開始したらしい。
jig.jp、子供パソコン「IchigoJam」のライセンス販売を開始 | マイナビニュース

このIchigoJam、情報が整ってきて、プログラミング初学者向けの教育用PCという分野で、RaspberryPiにとって代わる可能性は十分ありそうだ。
こどもパソコン IchigoJam - はじめてのプログラミングパソコン(1500円)

RaspberryPiが他のボードと一線を画したのは、教育用途を大きく打ち出すことで、教育する側に刺さったから。ところが、当初は機能や性能向上のためのバージョンアップはしないようなことを言っていたはずが、IoTブームの影響もあってかスペック競争に巻き込まれ、矢継ぎ早に新バージョンを投入するようになってしまった。

この世界の競争は激しい。オープンソースプロジェクトならではの問題もあり、プロトタイピングの鉄板基板であるArduinoに至ってはバージョンが増えるばかりか、グループ分裂までしてしまったようだ。
Make: Japan | Arduino戦争:グループ分裂、そして新製品の登場

教育する側にとってみれば、似て非なるものがいくつも存在するのは障害でしかない。

IchigoJamは教材や実績が整ってきたのに加え、そのシンプルな構成のため、性能向上バージョンを出したり亜流が出る可能性が少なく、10年後も変わらず使っている事も考えられる。そうなれば、教育用として抜けた存在になるだろう。