大人にこそ「好きなことをやりなさい」

in_reply_to: 「好きなことをやりなさい」という大人は無責任だ! - 村上福之の誠にデジタルな話
好きなことをやりなさい、というのは、若い人にいう言葉じゃなくて、社会人を年々か経験した大人へ言うべき言葉だと思う。

子供は言われなくても好きな事をするし、なにもないところに楽しみを見つけることができる。
小学生の頃は毎日の登下校だって冒険にできた。マンホールの蓋を踏むだけでパワーアップした気になれたし、横断歩道の塗装がない部分を踏んだら落ちる気がしたし、道端の石ころだって伝説のアイテムになり得た。中には大人に怒られるような事もあったけど、好きだから、楽しいからやっていたし、それに疑問なんて持たなかった。

大人になるとそんなバカなことはしない。言われたことをやるのが仕事だし、毎日同じ生活を繰り返すのが人生だ。

子供の頃はだれだって、「とりあえずやってみる」ことができた。誰も「前例がない」とか「実績がない」とか「成果が見えない」とか「費用対効果が悪い」から遊びをやめようとは言わなかった。

毎日嫌な仕事を朝早くから夜遅くまでやって、不満ばかりを募らせて生活するのは精神衛生上もよくないし、そこから何かを学び取ることは少ないと思う。それこそがなにもできない無限ループになってしまうと思う。

好きなことを、とりあえずやってみる。

子供は誰に強制されるでもなくそれをやっているから、すごいスピードでいろんなことを吸収していく。そうして一つ何かを知ると、それに関連する他の何かも知りたくなっていつの間にか知識が身についていたり、その経験が後で何かの役に立ったりするんだよ。

それが何の役に立つとか最初から考えてちゃ学べることも学べない。逆に言えば、「とりあえずやってみる」ことさえ出来れば大人になったって、いくらでも選択肢を増やしていくことが出来ると思うよ。