「Android×Arduinoでつくるクラウド連携デバイス」の売れ行きを大公開!


Android×Arduinoでつくるクラウド連携デバイス―Android ADKで電子工作をはじめよう! ―
2012年9月にAndroid×Arduinoでつくるクラウド連携デバイスが発売されてから早半年が経ちました。

Androidという名称は一般にもかなり広く知れ渡っていて、アプリの作り方を知りたいというニーズが大きことは、書店でAndroidプログラミングの書籍の多さを見ればわかります。ところがそこにArduinoという言葉が入り、電子工作、、、と書籍購入へはかなりハードルが上がるでしょう。さらにはクラウドというキーワード、そしてサブタイトルにはADKと、書名でかなり対象を絞っています。

そんなニッチな本書がいったいどれだけ売れたのか、この半年の売れ行きをレポートしてみたいと思います。

売れ行きの確認にはアマゾンのランキングを利用します。2012/9/12〜2013/3/14のアマゾンのランキングをデイリーで取得した結果をプロットすると以下のようになります。この期間での最高位が2273位、最低位が190801位でした。落ちてるデータもあるので瞬間最高、最低ではないです。

なるほど、、、とこれだけだとよくわからないですね。ランキングはあくまでランキングであって、相対的にしか評価はできません。

そこで、本書の発売時に発売されていた「Android ADK」関係の書籍4冊と比較をしてみました。青い線が本書です。発売時期が違うものもあるのでランキングが上位だからといってトータルで売れているかどうかはわかりませんが、この半年間においてはほぼ本書が最高位を保っているといっていいでしょう。

似たテーマの本の中では相対的に上位にいることがわかりました。しかしこれだけだとADK本が全体的に売れてないんじゃ、、、という可能性もあると思うのでAndroid関係のほかの書籍とも比較してみました。

比較対象となっているのはAndroidの入門書、セキュリティ関係、レイアウト関係の本などです。同じく青線が本書です。ちょっとごちゃごちゃしてわかりにくいですが、総じて上位にいると言えそうです。

つまり、売れたの?

今回使っているデータはあくまでアマゾンでのランキングであり、おそらく指名買いの多い本書には有利なデータだし、発売時期が1年以上も違う本も含まれているため単に上位にいるからといって売れていると言い切れるものではありません。ただ、最初に書いたようにタイトルに様々なキーワードを含めハードルを上げているにもかかわらず、Androidの入門書と比較してもランキング上位にいるというのが評価できる事実なんじゃないかと思います。

執筆にはかなりの労力を要しましたが、こんなとっつきにくいテーマで企画をし、機会をくれた出版社さんに感謝です。



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