8pino使ってみた
8pinoはVITROが開発する世界最小クラスのArduino互換ボードです。
昨年末に手に入れていたので使ってみました。だいたいマニュアルに書いてある通りです。
開発環境をインストール
Arudinoの開発環境(IDE)Arduino Softwareをインストールします。Adruino Softwareには公式のもの以外に亜流のものがあって、8pinoの場合はAdafruit Arduinoを使います。
Adafruit Arduinoは以下からDLできます。
https://learn.adafruit.com/introducing-trinket/setting-up-with-arduino-ide
DLしたらzipを解凍してAdafruit Arduinoを実行します。
Macの場合、設定によってはSecurity & Privacy設定で許可する必要があります。
Arudino Softwareを起動したら、メニューから以下を設定します。
Tools->Board->Adafruit Gemma 8MHz Tools->Programmer->USBtinyISP
接続
microUSBケーブルに8pinoを接続します。端子が接触する向きを確認して接続しましょう。
microUSBコネクタを上の辺が長い台形として見た場合にICが下にくる向きです。
書き込み
8pinoではIOポートがUSBと共用になっているので、書き込みは動作中にいきなり書き込むことは出来ません。以下の手順で書き込みを行います。
スケッチ
公式サイトにあるLチカと、スイッチでのLED ON/OFFスケッチを実行してみました。以下スケッチで0番ピンをGNDにショートさせるとLEDが点灯します。
#define PIN_LED 1 #define PIN_SW 0 void setup() { pinMode(PIN_LED, OUTPUT); pinMode(PIN_SW, INPUT_PULLUP); } void loop() { if (digitalRead(PIN_SW) == LOW) { digitalWrite(PIN_LED, HIGH); } else { digitalWrite(PIN_LED, LOW); } delay(10); }
digitalRead()/ digitalWrite()が期待通り動作することが確認出来ました。
注意点としては、8pinoのmicroUSBは挿抜耐久回数が少ないのでUSBの抜き差しを多様する用途には使えないのと、ヘッダピンでも付けない限りパーツをあれこれ試すというような用途にも向いていない。
開発にはAdafruit Trinket 8MHz (3.3v logic)を使い、見せる用にパッケージを小型化するために8pinoを使う、といった使い方が想定されます。