ADK (Open Accessory Dev Kit) を動かす手順

Google I/O で配られたADKを動かしてみたのでその手順を紹介します。開発マシンはMacです。
基本的には以下のサイトに書かれているとおりです。

Arduino Software とライブラリの取得
  • Arduino Software はここの手順にしたがってインストールする。

http://arduino.cc/en/Guide/HomePage

  • ダウンロードすると自動で、またはarduino-0022.dmgを開くとデスクトップにArduinoという仮想ドライブができるのでそれを開く。
  • ArduinoアプリをApplicationsにコピー。(190MBほど)
  • FTDIのUSBSerialDriverInstallerをダブルクリックしてドライバをインストールする。
  • ADK Packageをダウンロードして任意のディレクトリに展開する。 ここでは$ANDROID_ADK以下に展開。
  • CapSense library をダウンロードして任意のディレクトリに展開する。ここでは$ANDROID_ADK以下に展開。このライブラリは人感センサを使うのに必要。
ライブラリのインストール
  • Finderで /Applications を開いて Arduinoを右クリック→Show Package Contents.
  • 別窓でFinderが開くので、Contents/Resources/Java/libraries に、下記をフォルダごとをコピー。
  • Contents/Resources/Java/librariesにCapSenseディレクトリを作成して $ANDROID_ADK/CapacitiveSense003 の下記ファイルをコピー
    • CapSense.cpp
    • CapSense.h

ファームウェアの書き込み

  • ADKボード(USB Device)をPC(USB Host)に接続する
  • Arduinoアプリケーションを起動する
    • Tools > Board > Arduino Mega 2560 を選択
    • Tools > Serial Port > dev/tty.usbserial-### を選択
  • File > Open からファームウェアを開く firmware/demokit/demokit.pde
  • Sketch > Compile/Verify でコンパイル
  • File > Upload to I/O Board で書き込み。アプリの下の方にDone uploading.ってメッセージが出たら完了。

DemoKitアプリを動かす

USB AccessoryはAndroid3.1とAndroid2.3.4でサポートされている。ここでは2.3.4の場合。

  • 新規プロジェクトで Create project from existing source をチェックして、以下ディレクトリを指定する $ANDROID_ADK/ADK_release_0512/app
  • Build Target は Google APIs (Platform 2.3.3, API Level 10).
  • Android端末をPCに繋いでアプリをインストールする。

実行

いよいよ実行。

  • サーボは黒いケーブルが基板上に書かれている"G"のところに来るように接続する
  • Android端末とPCをつないでいるUSBケーブルのPC側(type A)を抜いて、ADKボードに挿す。
  • このときADKボードのUSB microは電源供給用にPCに接続されていること。ADKボードのモニタにも使える。