合同会社ピグマルを設立しました


http://pigmal.com
ひとことで言うと、「決意表明」のために法人設立しました。

これまで数年間、個人事業主として好きな事をやってきました。ありがたい事に仕事も不自由ない程度にはもらえて、生きていくには困らない程度の収入を得ることが出来ました。一方で、そういった収入のほとんど全てを自分が本当にやりたいことのために費やしてきました。

資金を調達する仕事はそれとして請けて、余裕資金でやりたいことをやる、というのは悪いやり方ではないと思ってはいましたが、何をするにも時間がかかってしまっていました。

思えば決意は2010年5月のMTM05に出展したころにはしていました。こんなブログを書いたのもちょうどその頃。コンテスト向けにちょっと釣り気味で書いてますが。http://d.hatena.ne.jp/itog/20100628/1277692921

その頃からやってることは変わってないのですが、当時あった技術的、コスト的な制限が次々と無くなっていきました。特に、軸となるAndroidの普及、それによる価格の低下、そしてOpenAccessoryという予想外の機能追加などなど。

大げさに思われるかもしれませんが、この動きは新たな時代への転換期だと思ってます。すなわち、
「個人や中小企業が家電をつくる時代」
がやってきたのだと。
この流れはアプリではすでに起こってることで、その結果どうなっているかは見ての通りです。

振り返ってみれば、数十年前までは家電の多くが町工場で作られていたのが、大量生産化が進み、規模を追わなければモノを作れない時代になってしまっていました。

現代はモノが溢れ、個人の嗜好は細分化しています。ユーザも自分にあったモノを求めているし、共通部品を使えば小ロットでも現実味のある価格帯でモノを作れる環境が整って来ました。

こうして運良く、自分のやりたいことと時代が求めているものが一致して来ていているのを感じる中で、いまやらなければいつやるんだ、という思いが日に日に強くなりました。

今、世間では「モノづくりへの回帰」みたいなことが叫ばれていて、今は元気のない大企業が復活して、、、なんてことを期待している声が多いですが、自分はそれはないと思っています。時代の変革はプレーヤーが変わることによってしか成し遂げらない。

ピグマルは新しいプレーヤーとなり、その一端を担いたいと思っています。