シリコンバレー基準でのFourBeatの評価
しばらく経ってしまったんだけど11月にSF Japan Nightというピッチイベントのためにサンフランシスコに行ったとき、決勝の前日だか前々日にSan MateoのDraper Nexusで行われたピッチイベントにも参加した。
面白いことに、このイベントではジャッジの採点がビジネス、テクノロジー、プレゼンテーションの3つの項目事の点数として公表されたので、それをレビューしておこう。
Business | 2.33 | 14/15 |
Technology | 2.83 | 12/15 |
Presentation | 3.50 | 9/15 |
Total | 8.66 | 12/15 |
まずビジネスの評価が低い。これは実際に弱いところで今後力を入れていかなければいけないところだろう。
次にテクノロジー。ピッチではあえて技術的な説明は少なくしているのだが、それだとこういう評価になるのか。ちなみにRingの4.33が最高点。
プレゼンテーションにはMaker Faireの時のいつもの動画を使ったのでその評価がプラスになったのだろう。
ピッチ後の審査待ちの時間にはもちろんFourBeatで遊んでもらった。マッチョな奴らが夢中になってるのウケるw
雑感
コンテストは「airbnbの家庭料理版」と言える、Feastlyが優勝した。いかにもSVぽいサービス。
このピッチにはSF Japan Night決勝のために来た5チームが含まれていたのだが、僅かさの2位だったRingを除いて総じて評価は低かった。語学の壁もあるかもしれないが、発表慣れというかジャッジが必要としている情報を織り込んでいるかどうかというところが大きい。
プレゼンのフォーマットについてはこれが基本なんだけど、それぞれをどう伝えるかというところでもう一段掘り下げたフォーマットがあるように思う。
終了後、ジャッジの一人から聞いたところ「日本のチームはみんサービス紹介をしているだけ」というような印象が共通の見解としてあったようだ。発表する方にしてみれば急遽知らされたイベントだしプライズがあるわけでもないので目標設定が難しかったというのもあるかもしれないが、発表者はそういうのを言い訳にしてはいけない。
この時知り合ったGLIPHのオフィスに後日遊びに行ったのだが、このチームは投資を受けるまでにピッチを80回以上はしたのだそうだ。
それが良いか悪いかではなく、SVのピッチコンテストに参加するということはそういう準備をしてきているチームと同じ土俵に上がることなんだということは意識しないといけないだろう。
おまけ
Draper Nexusの受付にはテスラの車の筐体が使われた受付が。