3年間の振り返りと4期目の方針

弊社は9/1で期が変わるので、毎年この時期に一年を振り返り、次の一年を考えてブログに記している。書き出すことによって自分と切り離し、時間を置いて評価することが出来る。一年前の自分はもはや他人だ。

そして今年2014年、法人設立をして丸3年が経った。スタートアップの賞味期限は切れたのだ。
スタートアップとベンチャー - Hacking My Way 〜 itogのhack日記

3年という数字に根拠はないにかも知れない。しかし、何かしら区切りをつける事には意味があると思っていた。だから去年はピッチコンテストにも積極的に出て、アクセラレーションプログラムにも参加して、スタートアップらしい振る舞いをやりきった。

残念ながらそれは大きな成果に繋がることはなかった。プレゼンは練習すれば上手くなるからコンテストやアクセラレーションプログラムで評価されることはあってもその先につながらなかった。

一方で上手くいっているのが受託開発。フリーランスになって以降、長期の仕事はずっと避けていたから、長期間一つのプロジェクトに関わるのは会社員時代以降となる。当初はなかなかうまくいかないこともあったのだが、続けていくうちにお互いの役割が明確になり上手くまわるようになっていった。

社内環境も、サポートメンバーが仕事に慣れ、開発以外は任せられるような体制になってきて安定している。

2014-15シーズンの方針

これまでの3年間は、リスクを取ってチャレンジすることに重きを置いていたのだけれど、今シーズンからは地に足をつけ、着実なアウトプットを重ねることを優先する。いきなり全てが切り替わるわけではないので、今シーズンは流動的に今後の方針を固める年になるだろう。

ピグマルとしてピッチコンテストに出たりアクセラレーションプログラムに参加することはなくなると思うので、対外的にはやや地味に映るかもしれない。自社プロダクトに関しても着実なアウトプットを重視するが、大きな成長を望まないわけではない。

先日発表されたReCoCaとゼンリンデータコムさんとの協業というのが、この方向性に沿った今期前半の大きなテーマだ。ReCoCaという老舗アプリを着実に成長させつつ、大企業とのコラボでトップダウン的な拡大を目指す。
http://pigmal.com/blog/2014/09/01/zenrindc/

FourBeatに関してはMA10にAPI提供という形で参加させてもらっていて、これも同じような考え方だ。
http://mashupaward.jp/awards/10

Make:やコミュニティ活動は、ビジネスに直接関わらない趣味的な活動になるだろう。こちらでもできればアウトプットを増やしたいが、あくまで本業が上手くいっていればの話。


受託開発もやるのでAndroid、IoTプロダクトの試作、製品化などの仕事があればご相談くださいw