さよなら Fx Camera
Androidの老舗エフェクトカメラアプリFx Cameraの大型アップデートがあったようだ。
https://play.google.com/store/apps/details?id=ymst.android.fxcamera&hl=en
昔のFx Cameraはカメラだった。だからToyカメラを使うのか、ポラロイドを使うのかを先に選ばなきゃいけなかった。撮る時に1ステップ必要なのは面倒だったけど、カメラを選んで、撮影すると、それぞれ特徴のある写真が取れる。
気がついたらFx Cameraは起動するのにアカウント登録が必要(※)で、アプリを起動すると綺麗な写真をブラウズする画面が表示され、オマケのように付いてる撮影ボタンを押すと、普通に写真撮影し、撮ったあとにエフェクトを掛けるアプリになってた。
※修正 当初はアカウントなしでも撮影、加工出来た。が、取ってつけた感じだったが案の定この機能はなくなったようだ。
画像のアップロード先はあると便利だし、綺麗にとれた写真をブラウズするのは楽しいことだ。ユーザの要望を聞いたらこうなったのかも知れないし、これで新たなユーザを獲得できるのかも知れない。
でもこれはカメラじゃない。
カメラであることがFx Cameraのアイデンティティだった。パクリじゃないアイデンティティ。そりゃそうだ、Instagramよりも前にあったんだもの。
でも、残念ながらFx Cameraはそのアイデンティティを捨て、後追いの道を選んでしまった。いや、ビジネス的には悪くない判断なのかもしれないよ。サービスにピボットは付きものだ。今後ますますの活躍をお祈り申し上げます。
最近は使ってなかったけど、Android黎明期にもっともお世話になったアプリの一つ。あの頃のAndroidに対するワクワク感とともにFx Cameraは行ってしまったんだね。
ありがとうFx Camera、さようならFx Camera。